チベット 聖山カイラス巡礼ヒマラヤ横断12日間 添乗レポート(後編)

チベットの旅も中盤です。

数年前に比べて舗装化が進んだとは言え

メインの道が工事中のため迂回路を走ることになりましたが

やはり未舗装区間も残っています。

オフロード好きのメンバーもいたのですが

激しい洗濯岩状のダートはバイクが壊れてしまいそうなので

サポート・トラックに乗せて移動することに。

絶景の峠だったのに・・・ちょっと残念。

こんなオフロードタイプならよかったのですが・・

このガソリンスタンドの町、サガでメイン国道に合流。

バイクを荷台から降ろしてツーリング再開。

このあたりから、チベット人の乗るバイクが派手派手になってきました。

家庭の宝物であるバイクはカスタム?しなきゃ!

装飾だけではなく、ステレオセットまで積んで

ガンガン音楽を鳴らしながら走ってます。

バイクってやっぱり移動するだけではなく

「楽しむための」乗り物なんだな。

高度順応もしっかりとでき

標高5000m超えの峠もへっちゃらです。

ポンコツと思っていた中国製バイクも予め高地セッティングされていたようで

非力な175ccにしてはグイグイの上ってくれました。

そして。

目の前には聖山カイラスが!

とうとう神の領域にたどり着いたのです。

翌朝。ここまで無事に来れたことを感謝し、

無事に帰路につけるよう、お祈りしました。

本当のカイラス巡礼は、この山の麓をぐるっと周回すること。

次々と巡礼者たちがトレッキングルートに入っていきました。

ある者は単独で、ある者はヤクとポーターを雇って・・・

さて。我々はラサへの道を戻ります。

ときどき5,000mの峠を越え、荒野を走り・・

主な食事は四川料理などの中国料理でしたが

たまにチベット料理もいただきました。

これはヤクの肉が浮かんだチベットうどん。

沖縄蕎麦みたいな感触の麺でした。

そして、ラサに到着。

壮大な巡礼の旅は無事に終了。

次回は雲南か?四川~チベットか?

まだまだ未開のルートを開拓したいと思います。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

チベット 聖山カイラス巡礼ヒマラヤ横断12日間 添乗レポート(前編)

チベット 聖山カイラス巡礼ヒマラヤ横断12日間 添乗レポート(前編)

2017年特別企画、チベット・カイラス巡礼ツアーに行ってきました。

壮大なツアーはラサから始まります。

何はともあれ、まずはポタラ宮殿。

標高はすでに富士山とほぼ同じ。

階段がキツイです!

午後はジョカン(大昭寺)へ。巡礼を終えて聖地にたどり着いた僧侶たちが、何とも言えない嬉しそうな表情で記念写真を撮りまくっていました。

ジョカンの周囲、バルコルと呼ばれる回廊。チベット様式の白い住居が立ち並び、巡礼者たちがマニ車を手にして歩いています。

さあ、いよいよツーリング開始。諸事情により、現在はラサ市内からバイクに乗ることができないので、郊外までトラックでバイクを運んでからのスタートとなりました。

ラサを出ると木々は徐々に姿を消し、荒野な風景になっていきます。

ギャツォ・ラ峠。標高はこのツアーで最高地点の5,245m!

粉雪が降ってきました。寒い・・・!

峠の下り道、「平安郷」という村に「チョモランマ公園」という展望台があります。そう、本来ならここからチョモランマが見えるハズなのですが、残念ながら雲の中・・・

しかし!峠を下ってティンリーという村に着くと、空は快晴!

チョモランマの頂が見えました!バイクの右ミラーの上に見えている峰がチョモランマです。

翌日もヒマラヤに沿って走ります。実はこの道、本来の予定ルートではありません。カイラスへの最短ルートが大規模工事中のため、大きく迂回することになってしまったのですが、おかげでこのような絶景の道を走ることができました。

羊の大群に進路を塞がれました・・

それにしても天国のような風景です。

標高4,500m前後の道が続きます。

カイラスへの道はまだまだ遠いです。

(つづく)

チベット 聖山カイラス巡礼ヒマラヤ横断12日間 添乗レポート(後編)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(最終回)

オーストラリア・アウトバックの旅もいよいよクライマックス。

日程のほとんどがキャンプでしたが、朝食も豪華な旅でした。

アウトバックのオアシス、ロードハウスは、どこも遊び心満点で

心のオアシスにもなります。

ウルル(エアーズロック)に向けて、最後のダートロード!

世の中にはいろいろな旅人がいますが、

地平線の彼方からやってきた彼女はリヤカー・ウーマン???

なんと荷台には可愛いベイビーが!

こんなスタイルで旅している人がいるとは驚きです。

こちらは旦那さん。すごい荷物!

よく見るとブレーキはディスクブレーキだし、

特注のオーダーメイド・リヤカー。

ソーラーパネルを積んでるところが21世紀の旅人って感じです。

どうぞご安全に!よい旅を!

やがて遠くにマウント・コナーが見えてくる。

そして、ウルル(エアーズロック)が見えました!

サポートカーの屋根は特等席。

夕日を照り返し、まるで自らが光っているような偉大なるウルル。

旅の最後を飾るのにふさわしい、ドラマチックな夕暮れとともに

壮大なアドベンチャーツーリングは完結しました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その1)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その2)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その3)

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オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その3)

シンプソン砂漠横断、後半戦です。

砂丘は「勢いにまかせて」行きたいものですが、

なぜか頂上付近で曲がりくねっており、すぐコースアウトしてしまいます。

道が2マタに分かれてることもあり、

右を行くべきか?左のほうが走りやすいか?

それなりに悩みながら走行。

やがてシンプソン終了を告げる看板が!

ここからはもう、フラットダートです。

もうフカフカの砂がないと思うと、嬉しいような寂しいような。

ペルニ・ボア。

石油を狙って掘ったら温泉が湧いちゃった!という泉なんかもあります。

そして、4日ぶりに町、というか集落に到着。

看板がイカすじゃないですか。

今回のほとんどの参加者にとって思い出のオアシス、

ウッドナダッタのピンク・ロードハウス。

夕食はTボーンステーキで決めました。

久々の都会的な?飲み方で夜がふけていきました。

アクセル全開で飛ばすダート・パラダイス。

どこまでもどこまでも

時速100kmで走れるダートは日本では決して味わえません!

360°地平線に囲まれてランチタイム。

毎日、ボリューム満点のサンドイッチをいただきました。

青い空、赤茶けた大地。

これぞオーストラリアのアウトバック。

クルゲラにて最後のキャンプ。

夕食はカツレツ。

ガイドのエディです。

なんと、手作りアイスクリームのデザートまで作ってくれました。

そして。

いよいよ明日はウルル(エアーズロック)です。

(つづく)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その1)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その2)

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オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(最終回)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その2)

シンプソン砂漠2日目。

最初の30kmほどは塩湖の上を走る。

快適なフラットダートのその後で・・・

いよいよ、ここから「フレンチ・ライン」が始まります。

フランスが石油を採掘する際に開拓したルートのため

この名前がついてるそうです。

いきなり砂山が我々の前に立ちはだかる・・

ポエペル・コーナー。

クイーンズランド州、南オーストラリア州、

そしてノーザンテリトリーの3州の境界線。

やがて道は砂丘以外でも深いフカフカの砂になりました。

無理すると埋まってしまいます~

これは我々のグループではなく、反対方向から来たバイクです。

本当に我々は進んでいるのか?

どこまでいっても同じ風景が続く。

シンプソン横断は1100の砂丘を超えると言う。

まさか本当に1000以上も砂丘はないと思いますが、

いいかげんうんざりしてくる頃。

それでも、砂丘を上り切ったときに見えるこの風景は

とても気分いいです。

夕方、日が傾くと影ができて

めちゃくちゃ深い轍のように見え、ややビビリモードに・・・

すでに体力は限界、フラフラです。

今日もビールが美味しいです!

本日の夕食はビーフ・ストロガノフのぶっかけご飯。

翌朝は美しい風紋も見れました。

シンプソン横断アドベンチャーの旅、まだまだ続きます!

(つづく)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その1)

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オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(その3)

オーストラリア シンプソン砂漠横断 添乗レポート(最終回)