BMWヨーロッパ 5カ国周遊 ワインディング 11日間 添乗レポート

昨年に引き続き2025年もワインディングツアーは、3設定日とも催行となりましたが、まずは7月17日発のレポートから。6月末発の古城街道ツアーの添乗員からヨーロッパの猛暑が伝えられており、身構えて行ったが、現地では思っていたほど暑くはなかった。

ミュンヘン出発時は快晴
オーストリアのグロスグロックナー山岳道路を走ります
続々と上がってきます

この後、グロスグロックナー山が見える展望台へ向かう途中、ゲリラ豪雨に遭遇。方向転換して宿泊地リエンツへ。
翌朝は、快晴での出発となりました。

ロマンチックな街並みのリエンツ

今日は、ドロミテ街道をひた走り、イタリアのボルツァーノを目指します。

リエンツを出発するとすぐにドロミテ山塊が見えてくる
ランドロ湖からの眺め
ファルツァレゴ峠に到着
岩山をバックに快走
色鮮やかなカレッツァ湖

翌日は朝から天気がいまいち。ステルヴィオ峠に近づくと雨が降り始める。

残念ながらステルヴィオ峠への道は雨。そのせいか交通量は激減
峠の店も殆どクローズ

ステルヴィオ峠を下っていくと晴れ間が見えてくる。

ベルニナ峠に着くと晴れていた
ラゴ・ビアンコとカンブレナ氷河をバックに

翌日も天気は晴れ、インターラーケンを目指します。

朝一のユリア峠。まだ肌寒い
タンデム走行も気持ち良さそう
オーバーアルプ峠に到着
九十九折のフルカ峠への道をバックに走り、グリムゼル峠へ上ります

このツアーでは、インターラーケンで1日自由行動日を設けており、ほとんどの皆さんが登山列車でユングフラウヨッホを目指します。

自由行動日の朝は晴れ。ホテルからユングフラウとメンヒが見えています
ユングフラウヨッホに行かれる方達をヴィルダースヴィル駅までお見送り。ここからもユングフラウがきれいに見える

皆さんをお見送りした後、日ごろの運動不足解消にと、ハーダークルムまでハイキングすることにした。

インターラーケン東駅裏にあるハーダークルム展望台のイメージ看板
スイスではハイキングコースにしっかりした看板が出ているので比較的分かりやすい
眼下にはインターラーケンの街並み
ユングフラウ山も見えてきた
ようやくハーダークルム展望台に到着

通常は、2時間半くらいで登れるようですが、日ごろの運動不足がたたり3時間半もかかりました。おかげでベルナーオーバーラント3山は雲の中に隠れてしまいました。

帰りはケーブルカーで10分で町に到着

夕食は、お客様たちと近くの地元料理のお店へ。

スイス名物料理レーシュティをいただきました。ジャガイモのお好み焼き風?!

翌日は残念ながら、雨天でのツーリングとなりました。

最初のスーステン峠は霧の中
天気が悪いと一気に冷え込むアルプスです

ようやく修行の1日を終え、フュッセンでの夕食を楽しみます。

私はドイツ人に人気のカリー・ヴルストを注文。それほど辛くはありませんでした
お客さんの多くは、ギャートルズ肉のようなシュバインハクセを堪能

食後には市内を散策。

フュッセンのお城、ホーエス城がライトアップされて、いい感じ
ロマンチック街道の終点も見学

ツーリング最終日も天気はいまいちの中、ミュンヘンへ。

ノイシュバンシュタイン城は霧に包まれて
お城を後にミュンヘンへ

全員無事にツーリングを終え、夜はミュンヘン市内で打ち上げです。

ミュンヘンのビールでプロースト!!
ソーセージ盛り合わせはボリュームたっぷり

今回、旅の後半は天気がいまいちでしたが、皆様、怪我無くツーリングを終えることができて良かったです。また来年も違ったルートを設定中ですので、今年ご参加できなかった方もお待ちしております。

ニュージーランド GWスペシャル 北島から南島へ 縦断ツーリング 10日間 添乗報告

だいぶ遅くなりましたが、2025年のゴールデンウイークに実施したニュージーランドツーリングの添乗報告をお伝えします。

このツアーは過去には、現地係員対応で実施したことがあるものでしたが、今回は日本からの添乗員同行という形で実施しました。

到着日の夜は雨でしたが、朝には雨はやんでおり、曇りの中オークランドのホテルから出発。

走り出しは曇りでしたが、徐々に晴れ間も見えてきました。


ゴールドラッシュで栄えたワイヒに立ち寄り、温泉の町ロトルアへ。


翌朝の朝食前にマオリの村に行ってみました。

温泉地だけに街角の排水溝から湯気が出ていました。

この日はワイオタプにてレディ・ノックス間欠泉を見学。

その後、マッド・プールも見学。

レンタル店のゴードンさんから連絡があり、明日の昼のフェリーが欠航予定との情報が入りました。慌てて、フェリー会社に連絡すると、明日の昼便は欠航予定とのことで、早朝便に変更をしてもらいました。

午後にトンガリロ山を目指しますが、残念ながら雲がかかっていました。

宿泊地パーマストン・ノースを目指すと丘陵地帯の素晴らしい夕景に出会えました。

この日の夕食は、アカバ・レストランでクレオパトラ・プレートなど名前が独特な盛り合わせメニューを堪能しました。

翌朝4:30にモーテルを出発。一路フェリーターミナルのある首都ウェリントンを目指します。チェックイン時間の10分前には無事に到着して乗船開始。

フェリーからウェリントンの国会議事堂の一部が見えました。

約4時間の航海で南島側のピクトン港に到着。

この日は、フェリー乗船時からずっと雨でしたが、無事に目的地ネルソンに到着。夜は少し値段が高めでしたがシーフード料理を堪能。


翌日は、南島の西海岸をひた走り、460km先のフランツ・ヨーゼフへ。工事の車線規制も結構ありました。


この日の夕食は、今回の旅行の中で一番おいしかったと皆さん絶賛のクラムチャウダー。他の料理も美味しかったブルー・アイス・レストランでした。

モーテルからは氷河も見えたフランツ・ヨーゼフを後に西海岸を南下。

ハーストから内陸に入ると、景色は一変。山の上に雪が積もっています。

この日は晴天でしたが、気温は雪のせいか下がってきました。
本来降雪は6月以降のはずなのに、ここにも異常気象が絡んでいるのでしょうか?
翌日の天気予報は良くないので、晴れているうちにマウントクックを見ようということで今日も480kmの走行となりました。

夕焼けがきれいなマウントクックを見た後は、夕食にウサギ肉のパテやポークリブなどお肉料理満載で楽しみました。

翌日は、雲は多かったですが、マウントクックも眺めることができ、クライストチャーチ方向へ向かいます。

最後の晩餐は、まだ食べなていなかったラムシャンク。最後までボリューミーなニュージーランドのお食事でした。

最終日、国道1号線を上がり、無事にニュージーランド縦断ツーリングの終了となりました。

ご参加の皆様、最後まで安全運転ありがとうございました。来年のゴールデンウイークは北島周遊ツーリングを検討中です。皆様のご参加お待ちしております。

ナミビア 世界最古のナミブ砂漠へ オフロードツーリング 10日間 12/27発 添乗レポート

2024年10月に続き、年末もナミビアツアーを実施しましたので、添乗レポートさせていただきます。
今回もエチオピア航空でナミビア到着。

この時期、ナミビア北部は雨期と聞いていたが、空がとても青く晴れ渡っていた。

ウイントフックに宿泊後、翌日からツーリング開始。

今回のご参加者の方々は知人つながりでチームジャージを作成してのご参加。気合が入っています。
初日は舗装路を北上して休憩しながらオチワロンゴへ。
(お客様提供写真)

翌日からダートに入ります。場所によっては速度100km/h制限区間もあります。
(お客様提供写真)

オフロードに入ってすぐに化石の森を見学。

その後、世界遺産のトゥウェイフルフォンテーンへ行き、徒歩にて岩絵の見学。
(お客様提供写真)

はじめのうちは平坦だったが、岩絵のエリアは岩がゴロゴロしていて歩き辛い。軽いトレッキングシューズがお勧めです。

岩絵は色々なパターンがあり、興味深い。

今回は岩絵近くの宿で宿泊。部屋の裏手にも岩山が迫ってきている。

次の日は、10月のツアーで転倒事故のあったセクションがありましたが、今回は道にはそれほど砂が積もっておらず、皆様無事にクリア。

ウイスの町の手前では、ナミビアの北部に昔から住んでいるヒンバの人々の村を訪問。

その後、大西洋に向かい、オットセイのコロニーのあるケープクロスを見学。

おびただしい数のオットセイには圧倒される。

その後、南下して宿泊地スワコプムントへ。今日は大みそかで街中も混んでいたが、何とか灯台近くのレストランを確保してもらい夕食。

シーフードがとっても美味でした。

翌日から砂漠エリアに入る。まずは月面台地を訪問。

その後、クイバーツリーが生えているところでピクニックランチ。

更に太古の地層がむき出しになっているクイセブ峠を越えて進みます。

南回帰線の看板前で記念写真を撮り、宿には夕方に到着。

今回は、国立公園の近くの宿だったので、次の日はバイク走行無しで、車で砂漠の見学へ向かう。砂漠の朝焼けが素晴らしい。

まずはデューン45で砂丘登り。

その後、砂漠の中に枯木が立っているデッド・フライへ。

歩く時間は片道20分ほどなので、それほどハードではないです。

今回は時間があったので、セスリエムキャニオンも上から見学。渓谷の中を歩くタフな人達も見かけました。

翌朝、出発準備をしているとバルーンが近くに飛んでいました。

ホテルを出発し、フラットダートを走り、ウイントフックを目指します。

途中の休憩ポイント、スプリートフーツ峠では雨が迫ってきています。

舗装路の始まるレホボスまであと76km。雨雲が迫ってきています。

それでも何とか雨には降られずにウイントフックに帰着。レンタル店でバイクの返却。

皆さん、無事に完走です。お疲れさまでした。

この後、スコールのような大雨となりました。

今回ご参加の皆様、ありがとうございました。2025年のツアーは、初日からオフロード区間を入れましたので、今年もオフロード好きなライダーのご参加お待ちしております。ナミビアは、フラットダートなので比較的走りやすく、食事も美味しいので、お勧めなツアーの一つです。

ナミビア 世界最古のナミブ砂漠へ オフロードツーリング 10日間 添乗レポート

2024年10月に実施しましたナミビアツアーの添乗レポートです。ナミビアのバイクツアーは、2000年頃までは設定しておりましたが、最近になってナミビアにもレンタル店ができたため、久々にツアーを再開しました。
首都ウイントフックにはエチオピア航空で到着です。

到着日はウイントフックの市内の歴史のある教会を見学してホテルへ向かいます。ジャカランダの花がきれいでした。

翌日、レンタル店で手続き後、出発です。この日は全区間オンロードでオチワロンゴへ向かいます。

途中、点在する休憩所で一休み。蟻塚があちこちに見られました。

オチワロンゴに到着すると、まずはクロコダイル・ファームにて遅めのランチ。これはワニ肉バーガーです。柔らかくてクセのない味でした。

その後ワニ園を見学。大きなワニから赤ちゃんワニまで色々いました。

翌日からフラットダートが始まります。まずは化石の森を見学。2億8000万年前の木の化石が目の前に。

近くには、和名「奇想天外」と呼ばれるウェルウィッチアも生えていました。

その後もフラットダートを走り、世界遺産のトゥウェイフルフォンテーンに向かいます。

トゥウェイフルフォンテーンでは徒歩で約1時間ほどかけて岩絵の見学をします。有名なライオンに変身するシャーマンを描いたとされる、ライオンマンの岩絵もありました。

この日は、体力をかなり使ったので夕食も美味しかったです。

翌日もフラットダート走行でしたが、お客様の一人が砂にハンドルを取られ転倒し、鎖骨骨折。幸いにも命には別条は無かったです。
事故対応の為、スワコプムントから出発した後の写真に飛びます。
昨日、ケープクロスに行けなかったので、ガイドさんの取り計らいで予定にはない巨大な花崗岩の岩山を見学。

その後、太古の地層がむき出しになっているクイセブ峠へ。

南下して南回帰線を越えます。

今日も長い一日だったので、夕食が美味しい。今日の宿は、野生動物のお肉をメインに提供してくれました。写真はオリックスのパイです。

日が明けて今回のハイライトであるナミブ砂漠観光へ向かいます。バイクでの国立公園入場は禁止となっているため、近くのロッジで観光用車両に乗り換えです。

砂漠だけあって、早朝はとても寒かった。巨大な砂丘群を見ながら有名なデッドフライへ向かいます。

デッドフライ駐車場に到着後、砂丘を20分ほど歩きます。

ようやくデッドフライが見えてきました。枯れ木なのにしっかり木が立っています。

その後、デューン45にて希望者は砂丘を登ります。

今回、ロッジが国立公園から離れていたので、昼食後はバイクでロッジに戻ります。

国立公園近くは舗装路でしたが、やはりフラットダートが始まります。それでも整地されているフラットダートは走りやすいです。

ツーリング最終日は、眺めの良いスプリートフーツ峠で休憩の後、ウイントフックへ戻ります。

舗装路が始まるレホボス手前には、速度100km制限のフラットダートもありました。

無事にウイントフックに戻り、レンタル店にバイクを返却して、夕食は有名なジョーズ・ビアーハウスへ。

ドイツ料理の多いナミビアだけに、ソーセージも巨大で美味しかったです。

ナミビア出発日は、街中でお土産品のお買い物。

エチオピア航空でウイントフックを後にしました。

ご参加いただいたお客様、ツアー中はいろいろとご協力いただきありがとうございます。2025年のツアーは若干ルートを変えており、よりオフロード区間を増やしておりますので、ダート好きな皆様のご参加お待ちしております。

チベット 聖山カイラス巡礼 ヒマラヤ 横断オンロード 13日間 添乗報告

2024年9月に実施したチベットツーリングの添乗報告です。
弊社ツアーとしては7年ぶりの実施です。個人的にチベットに行ったのは2004年なので20年ぶりのチベットでした。当時は軽い高山病で頭痛に悩まされましたが、今回はお客様も含め、高山病になった方はおりませんでした。
成都から四川航空でチベットのラサへ向かいます。

成都は天気が悪かったですが、ラサでは晴れ間も見え、これからが期待できます。

まずはラサ郊外の開発地区でランチです。

ヤクの焼肉は美味でした。その後、免許センターに行くも、システムダウンの為、半日待てども臨時免許の発行ならず、ホテルにチェックイン。
翌日、再度免許センターにて臨時免許の取得へ。年齢問題などもあったが、何とか無事に全員免許取得!

晴れてラサ市内観光へ。ジョカンなどの見学。観光客の多さに驚く。

その後、レンタル店に行き手続き。今回のメインのバイクは宗申200㏄。キャブ車だが5,000mを越える峠でも難なく登っていくタフなバイク。

昨日、式典などで行けなかったポタラ宮に行き、記念撮影。その後ホテルに戻り、ラサを出発。

郊外に出ると、車の数も減り気持ちの良い道が始まる。

途中の食堂でチベット麺をいただく。見た目は蕎麦のような感じだが、ラーメンのような味付けでした。

その後、ローカル道を走り、チベット第2の都市シガツェへ。

翌日、シガツェを後にして、聖山カイラスを目指し、西に向かいます。徐々に山が迫ってきます。

初めての峠看板、アン・ラを通過。このエリアの言葉で「ラ」は峠の意味。日本語にするとアン峠となるのだろうか…?

この日は峠を越えて桑桑の町に宿泊。羊が町の中心を闊歩するのどかな町でした。

夕食もシンプルでしたが美味しかったです。

翌日、更に西へ向かうと、峠に遊牧民のテントを発見。中を見させてもらうと簡素な感じでしたが、ストーブが中央にあり結構暖かかったです。

標高も徐々に上がり、5,000mの峠も越えていきます。

空の青さを感じながらさらに西へ。

ようやく今回の最高地点の峠、海抜5,211mのマユム・ラに到着。

峠を下りた所にある湖が見える展望台では、遠くにカイラス山が見えています。

進めば進むほど、カイラス山が近づいてきます。

タルチェン滞在日には、カイラス山への巡礼路の入口まで散策。

午後は時間があったので、聖地マナサロワール湖までツーリング。帰りには雲が出てカイラス山も見えなくなってしまいました。

タルチェンを後に来た道を戻ります。もうカイラス山は雲に隠れて見えなくなり、ちょうど我々の滞在日だけ晴れた感じでした。

再び、マユム・ラを越えます。

標高も徐々に下がってきます。山の景色も見納めです。

復路のシガツェではお客様の希望もあり、ゲルク派4大僧院の一つタシルンポ寺を見学。

ちょうど僧侶の試験が行われていました。

最終日のシガツェからラサ郊外までは雨となりましたが、皆さん無事に到着しました。

ご参加の皆様ありがとうございました。2025年もこのツアーは設定しますが、往路と復路は異なり、天気が良ければ、エベレストを望めるかもしれないルートとなりますので、皆様のご参加お待ちしております。

https://www.biketour.jp/tour/00150-tibet_kailash/