南米5カ国縦断トランス・アマゾン・エクスペディション30日間 添乗レポート(後編)

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アマゾンを縦に貫くブラジル国道319号に入りました。ここからしばらくは人類の営みから離れることになります。600km先のマナウス目指して・・・・・・

上の写真のような状態の良いダートをいいペースで北上します。ランチはこんな感じでサンドウィッチ。

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道の状態はまずまず。時折このような木製の橋がでてきます。概ね状態は良いですが、サポートカーにはギリギリのところも。教習所の一本橋を思い出します。

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進むに連れ、両脇にはアマゾンの深い森が迫り、徐々に道も心細い道へとなってきます。

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この道には600kmの間、村や町がないため、2泊キャンプをしながら進みました。道の両脇はジャングルの為、野営地はありません。約50km毎にある電波塔の下は、広々しており、そこでキャンプとなりました。

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初日のキャンプの夕食はアルゼンチン名物のパリジャーダ。2日目の夕食は、日本から持参したカレーを頂きました。

こちらは朝食のラーメン。サポートしてくれるアルゼンチン人の口にも合うようです。

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こんな道でもたまーに人に出会います。たいがいがエンコして修理している人たち。そんな時はお互い声をかけ、助け合うのがここのマナー。

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そして、道は次第に荒れだしました。遠くの空にはまっ黒な雲も。道はご覧のとおり、泥だらけの道へ。滑り、転び、引き起こしまた走る、延々繰り返します。

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足元はぐしゃぐしゃ。もう、どうでもよくなってきます。ひたすら前進あるのみ!

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2日目にはこんな状態の箇所が頻繁に現れ、我々も必死です。時間も忘れてひたすら走り続けると、再びダートと舗装路が繰り返され、人々の営みも少しずつ見られるようになってきました。

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悪路を乗り越え、久しぶりの舗装路を走ると、やがてアマゾン川!へとぶつかりました。この旅で最もはハードな区間を乗り越えました!

皆さんの表情は再び笑顔へと変わり、見つけた売店のコーラで乾杯!

そしてアマゾン川をフェリーで渡ります。

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川を渡る途中では、白濁したソリモンエス川と黒いネグロ川の合流点を見ることができます。不思議な光景です。

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マナウスです。その昔、ゴムやコーヒーの集積地として栄えた大都会。こちらは当時、ここで暮らすヨーロッパの人々が、ヨーロッパの劇場を再現しようと建てられたアマゾナス劇場。往事の繁栄を物語ます。

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ブラジルへきたら、スコ。フレッシュジュースのスタンドバー(座れますが)のようなところへ。あらゆる種類のフルーツジュースを気軽に飲むことができます。

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旅は続きます。マナウス以北は快適な舗装路が続きます。

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ロライノポリス手前で赤道を越えます。ケニアやエクアドルの赤道には渦の実験おじさんがいますが、さすがにここはひっそりとしていました。当然ですが、ナビの緯度にはゼロが並びます。ちょっとうれしい瞬間。

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赤道のモニュメントにて記念撮影。

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最後の国ベネズエラ目指してラストラン!

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そして、ベネズエラ入国!!やっとここまでたどり着きました!

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約6000kmの果て、ゴールのサンタエレナに到着。翌日は周辺のツーリングへと出かけました。ここはグランサバナと呼ばれる大草原が広がります。大きな大地、大きな空。気持ちがよすぎます。

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その後、コナン・ドイルの失われた世界のモデルと言われるロライマ山の眺望を楽しみました。

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そして旅の締めくくりは、ギアナ高地にあるエンジェルフォール。サンタエレナからセスナを貸し切り、エンジェルフォールのあるアヤウンテプイへと向かいます。巨大なテーブルマウンテンには雲がかかっていましたが・・・・・・

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出ました!エンジェルフォールのある峡谷には一切の雲もなく、高低差1000mと言われるエンジェルフォールが!!美しい!!!

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道祖神バイクツアー2014年特別企画のトランス・アマゾン・エクスペディション、これにて終了。ご参加頂いた皆さん、本当にお疲れ様でした!

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南米5カ国縦断トランス・アマゾン・エクスペディション30日間 添乗レポート(前編)

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