東ティモール タタ・マイラウ・マウンテン・トレイル 8日間 添乗レポート(後編)

東ティモール タタ・マイラウ・マウンテン・トレイル 8日間、ツーリング3日目は高原のサメからスタート。まずはガソリン補給。まだまだインフラが整っていない東ティモールではガソリンスタンドは少なく、ペットボトルからの補給が一般的です。

その後、サメのエリアを治めていたボアベンチュラ氏のモニュメントへ。ポルトガル入植時、当時は各王国が東ティモールにはありましたが、他の王国の王がポルトガルへ寝返る中、ボアベンチュラ氏はそれに反抗した人物。後の東ティモール独立の精神に繋がるということで、ガイドが熱く説明をしてくれました。

その後、海沿いのダートを走り、カッサから一気に標高を上げていきます。再び爽やかな高原の風が吹き、海から山まで見渡せるロケーションで休憩。

アイナロでコーヒーブレイクを挟みます。

町の高台で地元の学生さんたちと記念撮影。

その後、さらに標高をあげ峠の茶屋でランチタイムです。

ここからダートで山道を走り、最高峰タタ・マイラウ山のベース・キャンプを目指します。雨が降ったこともあり、若干のマディとしまった林道を走ります。

最初は霧が立ち込め山を望むのは難しいと思いましたが、標高を上げるにつれ青い空が広がりました。

そして、ビューポイントでちょうど集合写真というタイミングで、見事タタ・マイラウ山の山頂を望むことができました。

標高約2250mのベース・キャンプで記念撮影後、本日の宿のあるマウビセへ。

ここは標高2000mの町。ここまでくると夜は寒く、熱帯の国ですが慌てて上着を着るほどでした。

夕食で出た暖かいスープが身に沁みます。

ツーリング最終日は、マウビセのマーケット散策や、ポルトガル統治時代の要塞などを見学後、ダートを走り山中のリウライの村へ。

伝統織物のタイスに身を包んだ村人たちのウェルカムダンスを受け、友人として村に正式に招かれました。友人ついでに、ちなみに東ティモールではインドネシア同様、五輪真弓さんの歌「心の友」がとてもポピュラーです。訪問の際には覚えておくと現地の方にもよろこばれるでしょう。

話がそれましたが、その後は私たちも伝統衣装を着させていただき、村人たちと一緒にダンス。旅のお守りもいただき、無事、日本に帰れるよう祈ってくれました。

とても楽しい体験でした。村人の皆さんありがとうございました。

その後、ガイドの母親や親族が暮らす家を訪問し、無農薬野菜たっぷりのランチをご馳走になりました。

その後、田園風景が美しいセロイ・クライクに立ち寄り、無事ディリでツーリングが終わりました。高原から海沿いまで下ったので、暑さが厳しいです。もちろん、ツーリング後は即ビールです。

最終日の夕食は、サポートチームはじめ、東ティモールのライダーたちのたまり場兼ガレージで盛りだくさんの夕食をいただきました。強烈なパームワインも刺激的でした。

帰路は再びデンパサールを経由。乗継時間がありましたので、ウルワツ寺院訪問とケチャダンスを鑑賞し、帰国となりました。

 

簡単ですが動画にまとめましたので、お時間あるときにご覧ください

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

アジア・オセアニアに位置し、その生い立ちの違いや未発展もあり、ちょっと近隣諸国と異なる雰囲気が広がる東ティモール。アジア圏を旅行した皆さんや新しい世界を見てみたい、というライダーにはぜひおすすめの海外ツーリングです。

気になる方はぜひお問い合わせください!