目指せ 禄剛埼灯台!(ウラジオストクまで772キロ)能登半島一周ツーリング 1泊2日の旅

国内バイクツアーの第二弾は、美しい里山と海の絶景が広がる能登半島が舞台。来年に延期となったスペシャルツアー「ユーラシア大陸横断 55日間」に参加予定者を中心に、大陸横断のスタート地点であるウラジオストクまで772kmの標識が立つ禄剛埼(ろっこうざき)を目指して、能登半島を反時計回りにぐるりと周遊ツーリング。台風14号が日本列島に接近した10/10(土)−11(日)でしたが、参加者の方々の日頃の行いにより、日本海側は暑いぐらいの好天に恵まれました!

添乗員金本は前日に現地入りしましたが、台風の影響によって都内からの道中は強烈な雨と寒さとの戦いに。しかし、日本海側に出ると一転してドライな路面に変わり、美しいサンセットが待っていました!写真は北陸自動車道の親不知海岸付近にて。

富山県の氷見漁港場外市場ひみ番屋街に、台風に負けず各地から走ってきた11名の猛者が集結。ここから能登半島最北端を目指す旅がスタートです。

海岸線沿いを走ると、富山湾を挟んで立山連峰が。

気持ちの良い景色の中、交通量が少なくて走りやすい道を快走します。

40kmほど走り、和倉温泉の「湯ったりパーク足湯」でストップ。開放的な景色かつシブい雰囲気が最高の足湯施設で、ツーリングの小休止にはもってこいの場所なんです。

ブーツを脱いでリラックス。

あー気持ちよかった!

続いて能登島大橋を渡り能登島へと渡り、のどかな景色に溢れる島をぐるりと周りました。

西部に架かるツインブリッジのとを渡り、島から再び半島へと戻りました。

その後は昼間っからさっそく宴会スタート!、、ってのは冗談で、能登町のローカルな居酒屋さん「ゆきちゃん」でランチタイム。

北陸といえば海の幸!このボリュームで1000円のお刺身定食は最高に美味しかったです。

お店の目の前は漁港というロケーションなので、なるほど新鮮で安いはずです。ごちそうさまでした!

昼食後は一路旅館を目指します。道中で一台の調子が悪くなりましたが、なんとか走り切って全員で能登半島最北端の宿「禄光旅館」に到着です。

ここも目の前は漁港です。

玄関前はバイクでいっぱいに。今日は我々だけの貸切にしてくれたので、全員一人一部屋で贅沢に使わせていただきました!

その後、徒歩にて禄剛埼灯台を目指します。途中、能登半島最北端の道の駅「狼煙(のろし)」に立ち寄り。かっこいい名前!

灯台へはここから坂道を400mほど登ります。

自分の二本足=二気筒エンジンはバイクよりもちょっと遅めでしたが、みなさま坂道をパワフルに進みました笑

そして、この旅の一番の目的である禄剛埼に到着。

ウラジオストクまで772kmのサインボード!

来年こそ絶対にウラジオストクに行くぞー!!そしてユーラシア大陸を横断するぞー!!と、ツアーに参加しない方も含めて願いました。

とても綺麗な灯台で、この前でも記念に集合写真をパチリ。

その後旅館に戻り、お風呂に浸かって日中走った疲れを癒した後、親睦を深める宴会がスタート!

壁に飾られた大漁旗がたまりません!

海の幸が中心の豪華料理。海藻のしゃぶしゃぶなんて初めて食べました。

今回お世話になった「禄光旅館」さんはこじんまりとした民宿ですが、お掃除が行き届いていてピカピカの館内は清潔でとても居心地が良く、またスタッフの方々のおもてなしやサービスも最高で、また泊まりたいと思う素晴らしい宿でした。コロナ禍にも関わらず、今回各地から集まった我々を快く受け入れてくださり、心より感謝いたします。ありがとうございました!

翌日も天気に恵まれ、能登半島を折り返して北から西海岸を南下しました。

写真スポットのゴジラ岩。「どっちかというとミニラだよね」というツッコミも笑

奥能登はその海水から作る塩の名産地。珠洲の塩田村

ここで海水から塩を作ります。

70年間使われていた大きな鍋で、一度に100kgの塩を作れたそうです。

道の駅の中にあったポスターがナイスでした。

能登半島名物の輪島の朝市にも立ち寄りました。

地元色あふれる食べ物や工芸品の数々はとても魅力的で、皆さんいろいろと買っていらっしゃいました。印象的だったのは、とても小さな屋台でもGO TOトラベルキャンペーンの地域クーポン券が使えるお店があったことです。

その後は一路南下し、千里浜を目指します。途中、志賀町の世界一長いベンチに座りました笑

その長さ460.9メートル、終わりが見えないぐらい長〜い!

そしてこの旅のハイライト、日本で公道として走れる唯一の砂浜、千里浜なぎさドライブウェイへ。近年バイク乗り達の間で急速に人気が高まり、「一度は走りたい道」などのランキングで毎年上位に入る人気ロードです。かつて走ったことのある方も、今回初めて走るという方も、その絶景と特別感に心躍らせていました。

白くて乾いている砂はフカフカでタイヤが取られることが多いので、水気を多く含んで引き締まっている暗い色の砂の上が走りやすいです。また、柔らかい砂に乗ってバイクが不安定になった場合は、アクセルを閉じるより開けた方がバイクが安定したりと、滅多にできない砂場の走りが学べる貴重な場所でした。

皆さま思い思いにこの場所のライディングを楽しんでいらっしゃいました。

カッコいいですね!

最高ですね!

マシントラブルで途中離脱した方も、トランポして来た車にバイクを積んでカムバック笑!ここで無事再会を果たせました。

本来の終点は金沢の兼六園でしたが、皆ここで満足して行かなくてもいいということになり、解散しました。

古き良き日本の風景にたくさん出会える能登半島は、そのサイズといい一泊二日ツーリングにはもってこいの舞台で、見ごたえ・走りごたえ満載なので、ユーラシア横断ツアーに関係なく、今後も同内容のツアーを継続したいと思っています。

また、GO TOトラベルキャンペーンもやっている今こそ、おトクに国内ツーリングができるチャンスです。ツアー代金の割引はもちろん、地域共通クーポン券も使ってみるととっても嬉しい特典なので、その楽しさを皆さまにお届けすべく道祖神も国内旅行企画がんばっていきます。ご期待、ご参加よろしくお願いいたします!