6月17日発「ノルウェー 目指せノールカップ!スカンジナビア半島縦断 18日間」に同行しましたので、その添乗レポートです。
この企画はそもそも2024年の特別企画として設定しましたが、残念ながら不催行に。その後、お客様の熱い声が集まり再設定したところ、7名様にお申し込みいただき、2025年無事催行となりました。
エミレーツ航空でドバイを経由し、オスロに到着。ノルウェー国鉄でレンタル店のあるドランメンへまず移動しました。

翌日からいよいよツーリングスタートです。本日はまずはノルウェー最南端の岬近くのスパンゲレイドへ向かいます。


翌朝、ノルウェー最南端のリンデネス灯台に立ちます。ノールカップまでは直線距離で2518km!いよいよノールカップへ向けて北上する日々が始まります。



ノルウェー南部の森や湖を駆け抜け、ハウケリを経由。ここから山岳エリアに入ります。
雪を被った山々が広がり、しかも、天気は快晴!道の狭い山岳ルートから気持ちのよいワインディングまで、皆さん楽しそうに駆け抜けていきます。






フロムに宿泊後、翌日も山岳ルートをチョイス。ノルウェーの初夏にあたる6月ですが、標高1000mを超えると周辺にはまだ多くの雪が残ります。フロムからガイランゲルへと続くローカルルートは、ノルウェーツーリングでは、外せないルートです。






そして、ハイライトのひとつ、ガイランゲルフィヨルドを臨みます。到着日はホテル手前で雨となったものの、翌朝は見事に晴れ渡り、絶景を楽しみました。さらに、この日はもうひとつのハイライトでもあり、トロルスティーゲンへ。美しい山岳ルートの先には、九十九折れのルートと、フィヨルドが形成した絶景が広がったのでした。残念ながら、九十九折れのルートは昨年からのがけ崩れの影響が続いており通行止めでした…。






再度、気持ちのよいワインディングを駆け抜け、世界で最も美しいと言われる、アトランティック・オーシャン・ロードも走り、クリスチアンスンに到着したのでした。


ここから中盤に入ります。観光地は少なくなり、ひたすら北上するルートです。ノルド州へと入ると、徐々に森は少なくなり、タイガが続きます。少し距離は増えましたが、お隣のスウェーデンへも入国しました!



そして、いよいよ北極圏に突入します。北極圏の入口には北極圏センターがあり、モニュメントでの記念撮影やショッピングも楽しみました。






モー・イ・ラーナからボードーへ。ここから中盤のハイライトでもあるロフォーテン諸島へフェリーで渡ります。フェリーからの景色も最高です!


ノルウェー料理といえば、タラやサーモンといった魚介が有名です。塩加減もよく、毎日美味しい料理をいただきました。



ロフォーテン諸島も見事に晴れ渡り、ツーリングは順調に続きます。世界一短い地名のÅ(オー)やレイネ、ハムノイといったビューポイントなどに立ち寄ります。ロフォーテン諸島は300km程度の距離ですが、どこを走っても絵になる景色ばかり!1日では時間が足りないほどですが、皆さん精力的に楽しまれたようです。








旅もいよいろ終盤に入ります。フィヨルドに続く快適なルートと雪を被った山々の景色を眺めながら北極圏最大の町トロムソへ。ここには世界最北のビール醸造所があり、美味しいマックビールをいただきました。








アルタを経由し、ツーリングも大詰め。マーゲロイ島へとトンネルで渡ります。この夏、熱波に襲われたヨーロッパ。その影響か、これまで寒さを感じることなく、気持ちよい気候が続いていましたが、さすがにここまでくると気温が一気に下がり一桁に。荒涼とした大地に、緩やかなアップダウンを伴いながら続く一本道、と思うと海沿いに続く気持ちのよいルート、そして、ノールカップに近づくにつれ、その道はとてもつもなく気持ちの良い快走路となり、地の果て、北緯71度10分21秒、ノールカップに皆さん無事到着したのでした!









ノールカップを象徴する地球儀のモニュメントで記念撮影。皆さんの笑顔を見れば、充実した旅の感動が伝わってきます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
快適なルートと絶景が続くノルウェーツーリングは、一生に一度は体験していただきたいコースです。
こちらのコースは、また数年後に設定するつもりですが、皆様のお声が集まればいつでも企画しますので、気になる方はぜひお問い合わせください。