目指せ世界の果てを!パタゴニアオフロード18日間レポート(前編)

昨年ご好評頂きましたパタゴニア・オフロード。今年も、3名様と少人数ではありましたが、ツアーを実施。先日、無事帰国しました。パタゴニアも異常気象か季節がずれてきたのか、前半は、35℃という暑さ、そして、ウシュアイアでは4℃。18日間で、夏と冬を経験してきました。それでは、ツーリングレポートです。

アメリカン航空でダラスを経由し、アルゼンチンのブエノスアイレスへ。季節はガラリと変わり、夏一色です。到着後、さっそく市内観光へとでかけます。まずは、ホテル近くの5月広場へ。遠くにあるのは大統領府、通称ピンクハウスです。

サンテルモという下町エリアで昼食後、タンゴ発祥の地ボカへ。アーティストが集まるこの一画は、いつも賑わっています。

アルゼンチンといえばタンゴ。夕食後は、タンゲリーアへでかけました。情熱的な男女のダンスは、見ごたえがあります。ワイン飲みながら、楽しみました。

さて、翌日、国内線でツーリングスタート地点のサンマルティン・デ・ロス・アンデスへ。

到着後、午後は慣らしがてらショートツーリングへ。遠くに見えるのは、ラニン火山。富士山とほぼ同じ高さで、登山で人気の山だとか。ラニン国立公園で折り返しホテルへ。

サンマルティンを後にし、ウシュアイアを目指す毎日が始まりました。まずは、美しい湖沼地帯を走ります。さわやかな風を受けながら、のんびりツーリング。

途中の湖には、こんなビーチもあり、バケーションで訪れた人々が、優雅にのんびり過ごしていました。私たちもここでランチです。さて、ランチは・・・

ガイドが炭で火をおこし、極太のチョリソーを焼いてくれました。そして、パンに挟めば、アルゼンチン名物チョリパンの完成です。これが美味しい!

そして、本日の宿ビジャ・ラ・アンゴストゥーラへ。透明度の高いナウエルウアピ湖がきれいです。それにしても、暑い!!早めに着いたので、湖でひと泳ぎ。水はちょっと冷たいですが、リフレッシュ。

その翌日は、トラフル湖沿いのダートを走ります。ここも美しい!

そして、本日のランチはこちら。分厚い牛肉を再び炭火で。パンに挟んで、最高のランチ。

そして、南米のスイスと呼ばれる、バリローチェへと到着しました。街の広場は市庁舎です。ちょうど2月ということで、夜にはここでもカーニバルが行われていました。

こちらはバリローチェ近くのカンパナリオの丘からの眺め。この日はあいにく雨がぱらつく天候でしたが、それでも湖と森、山々が成す美しい景色を堪能。私ちのホテルは、ちょうど湖が浅いあたりの湖畔でした。カヤックも楽しめます。

さて、翌日は朝から雨。舗装路とダートを走り、ロス・アレルセス国立公園へ。あいにくの雨で、景色は望めず。今日の宿は、湖畔にあるキャンプ場のロッジ。質素ながら、自然に囲まれた静かなロッジ。

さて、これまで湖や森などの湖沼地帯を走ってきましたが、本日からパタゴニアらしい大平原の中を走ります。

パタゴニアの大平原へ。といっても、ずっと真平なわけではなく、この平地は台地の上なので、たま~に、渓谷沿いも走ります。広い!広い!

グアナコも途中で見かけるようになってきました。こちらは、近くのエスタンシア(大牧場)で飼われているグアナコの群れ。人間には敏感で近づくとすぐに逃げていってしまいます。パイネ国立公園などにいる野生のグアナコは、ある程度近寄ってものんびり草をはんでいます。

舗装路とダートを繰り返します。今回のメインルートは、国道40号線、現地でルタ・クアレンタと呼ばれる、アルゼンチンを縦に貫く街道です。アルゼンチン最後のアドベンチャーロードと呼ばれ、多くのライダーがここを走りますが、近年舗装が進みつつあります。パタゴニアのダートを走りたい!という方、お早目のご参加を!!

ペリトモレノという、パタゴニアの小さな街で一泊し、再び舗装路とダートを走ります。広大な景色が今日も続きます。

ダートを走った先に、クエバ・デ・ラス・マノス、手の洞窟へとたどり着きました。ここは、約9000~6000年前にここで暮らしていた原住民の方々が残した、きれいな壁画があり、世界遺産にも登録されています。ただ、アクセスが悪い為か、観光客は私たちだけ。レンジャーの説明を聞きながら、かつてここで暮らしていた人々の生活を想像しました。

こちらは、手の洞窟の横を流れる、リオ(川)・ピントゥラス。周りにはグアナコも多く、壁画には、狩猟の絵やグアナコの絵もあります。

クエバ・デ・ラス・マノスを後にし、遠くに広がるパタゴニアの風景を楽しみながら、ツーリングは続きます。

続きは、レポートの中編にて。

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目指せ世界の果てを!パタゴニアオフロード18日間レポート(中編)

目指せ世界の果てを!パタゴニアオフロード18日間レポート(後編)